ユーザーが求めている情報(キーワード)を探すまえに
ユーザーが求めている情報(キーワード)を探す前に、まずやってはいけないことがあります。それはキーワードをイメージや感覚で考えることです。例えばヨガスタジオを経営している方がいらしたとします。その際にホームページのコンテンツとしてスタジオの情報や現在行っているサービスや求人募集、アクセス情報が掲載されているとします。ではSEOで上位にくるためのキーワードを探してください、となるとどんなのが挙げられるでしょうか?まずはイメージや感覚で考えると以下のようになることが多いです。
- スタジオヨガ(スタジオの名前)、目黒(スタジオの所在地)、ヨガ、ハタヨガ、疲労回復、岩盤ヨガ
このようなキーワードですとSEOにあまり効果があるとは言えません。なぜならこのキーワードはユーザーが求めている情報というよりもスタジオが行っているサービスであってSEO対策でもなんでもありません。前回の記事でも述べた通り、広告を作るのでしたらスタジオの名前や所在地は絶対に必要ですが、まずはSEO対策ということでユーザーの求めている情報(キーワード)を様々なツールを使って探すと以下の結果になります。
- ヨガ ポーズ
- ピラティスとヨガの違い
- 朝ヨガ
ではこのキーワードがSEOになぜ大きく貢献するのか、次章で解説致します。
キーワードプランナーを使ってデータから探す
検索エンジン最大手であるGoogleはユーザーがどのようなキーワードを使って検索したかを数値化したキーワードプランナーというツールがあります。これは、Google Adwors(アドワーズ)で広告を出稿したい方が、「出稿対象のキーワード」が月間にどのくらい検索されているのかといった事を調べたい時や、サイトの運営者が「SEO対策」をする際に、対策したい「キーワード」が月間にどのくらい検索されているのかを調べる際の利用に適しています。
例えば「ピラティス ヨガ 違い」ですがこちらは月間で1,600の検索(質問)があり、尚且つ競合性が低いというデータです。競合性とは簡単に言えば検索ユーザーからのニーズに対して明確な答えのあるサイトが少ないということですから、検索数が多くて、競合性が低ければ低いほど検索上位にサイトをランクアップさせることができるのです。
「ヨガ ポーズ」に至っては月間14,800の検索があります。これだけ多くの方が知りたがっている情報なのに明確な回答を持ってるサイトが少ないので競合性が低いに設定されています。ですから是非ともキーワードに入れて記事を作成したり、ホームページにコンテンツとして盛り込めば理にかなったSEOの施策といえるでしょう。
おススメのキーワード検索ツールを紹介
キーワードプランナー
検索エンジン大手Googleが提供しているキーワード検索ツールです。月次の検索数の推移や、検索結果における競合がどれくらい多いのかをなどを調べられます。
キーワードウォッチャー
キーワード調査ツールです。こちらもキーワードプランナーと同じようなことが出来ますが、無料プランですと1か月に20回までしか検索できません。
関連キーワード調査ツール
入力したキーワードと一緒に検索されることが多い関連キーワードを教えてくれるサービスです。こちらは無料で登録などなしで使えますので、是非活用してください。
キーワードは「検索者の悩み」や「ニーズ」そのものです。なので難しく考えずにそれを解決するためのコンテンツを用意すればいいと考えてください。ただし、実際には検索結果ではほかの多くのコンテンツと競合します。そこで対象となるキーワードで実際に検索してみて、「この検索結果にあるほかのコンテンツよりも優れたコンテンツを作ろう!」と考えることが1番のSEO対策です。
Important words: キーワードをイメージや感覚で考えずにキーワードプランナーを利用して検索数を調べ、競合性の低いキーワードを探そう
優れた独自コンテンツを生み出すことが1番のSEO
SEOの最大の施策とはここにしかない、良質なコンテンツです。いくら技術的に上手なSEO対策をしても、良質なコンテンツを生み出せないのであれば絶対にうまくいきません。大事なことは検索をしたユーザーにとって「そのサイトのSEOの技術が高いか低いか?」はどうでもよく、【自分にとって役に立つ情報が訪れたサイトに存在しているかどうか】の方がよほど重要だからです。ですから検索エンジンは、検索する人にとって役に立つ情報を検索結果で優遇しようと頑張っているのです。
検索する人のためにコンテンツを作ることが必要
自分たちはこういうサービスを行ってます!こういうことを発信してます!と力説するのも時には重要なのかもしれませんが、SEOは検索する人の存在が第一であり、検索する人が関心を抱かないようなコンテンツを届けてもなにも起こりません。【検索する人に情報を届ける】という視点でコンテンツを用意し、それがより効率よく流通させられるように最適化を行う、という順番で考えましょう。
Important words: ユーザーにとって役に立つ情報(コンテンツ)を備えたサイト作りを目指そう
SEOにとって重要なのは3つの要素
SEOにとって重要な要素は3つあります。今回の記事で紹介した価値あるコンテンツを作ること、もう1つはキーワードを考えること、そして最後にたくさんのリンクを集めること、この3つが揃っていればSEOは成功といっても過言ではありません。ではどうしたら多くのリンクを集めることができるのか?それは次回解説したいと思います。
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